手織りでしか出せないぬくもり
機械織りにはない、良い意味での不揃いさが
生地の表情や手触りにあらわれます。
柔らかでぬくもりを感じる生地は、
ずっと触っていたくなる心地よさです。
arbreの手織り生地ができるまで
デザイン
織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交差させてつくられます
さまざまな織りパターン、織り密度、さまざまな素材、太さ、色の糸
組み合わせは無限大
arbreらしいオリジナルデザインを日々試行錯誤
準備工程
出来上がったデザインを組織図とタイアップ図に
組織図とタイアップ図は織りの設計図
つぎは設計図通りに糸を織り機にセット
数百本の糸を小さい穴に通し続けるという、
とても繊細で集中力が試される作業です。
ここまでの準備工程は、全行程の70%を占めると言われるほど
時間がかかり、重要とされています。
必要な糸の本数、長さを計算で割り出し準備する「整経」
足で踏んで経糸の開口パターンを変える踏み木
に繋がる糸綜絖に糸を通す「糸綜絖通し」
織りの幅と密度を決める筬に糸を通す「筬通し」
など多くの工程があります
製織工程
設計図どおりに踏み木を踏み、経糸を上下に開口させ
経糸の間に緯糸を通して筬(おさ)で打ち込みます
一織り一織りこころを込め、丁寧に
この工程を何度も繰り返すことで、織生地となっていきます。
筬の打ち込み加減で織生地の仕上がりが変わります
しっかりした織生地、柔らかい質感の織生地など…
機械織であれば均等な打ち込みとなり、
織生地も均質なものが出来あがりますが
手織りではどうしても不揃いが生じてしまいます
良い意味での不揃いさが、独特な生地の表情や手触りをつくりだす
わたしは、これが手織りの魅力だと思っています